テラドローン子会社ユニフライ、インドの航空関連企業とドローン運航管理システムの活用・実証で連携

テラドローン子会社ユニフライ、インドの航空関連企業とドローン運航管理システムの活用・実証で連携

現地向けにローカライズし普及促進図る、将来は「空飛ぶクルマ」で協業も

Terra Drone(テラドローン)は11月20日、子会社でベルギーに拠点を置きドローン運航管理システム(UTM)を手掛けるUnifly(ユニフライ)が、インドに拠点を置く航空関連企業のCorePeelers(コアピーラーズ)と、インド国内におけるドローン運航管理システムの活用・実証に関する覚書(MOU)を締結したと発表した。

インドでは、インフラ点検や物流、防災、農業など、様々な分野でドローンの活用が広がっており、政府は「Digital Sky」と呼ばれる仕組みを通じて、ドローンの登録や飛行許可などの手続きをオンライン化し、ドローンの安全な運用体制の整備を進めている。



その一方で、機体数の増加に伴い、飛行計画の事前確認や飛行中の運航監視といった機能を持つ運航管理システムを、インドの運用に即した形で整備していくことが求められている。

そのため、世界各国で運航管理システムの稼働実績を持つユニフライと、航空・空港・防衛分野で官公庁や政府系企業向けのデジタル化プロジェクトを数多く担当してきたコアピーラーズがタッグを組み、インドの運用環境に即した運航管理システムの開発・実証を進めることにした。

具体的には、ユニフライは運航管理システムのプラットフォームおよび関連技術を提供し、CorePeelersはインド国内でのローカライズやシステム連携の設計、政府機関・政府系企業・防衛関連機関・空港運営者などとの調整窓口を担当する。

また、Digital Skyや空港の管制システムなど既存インフラとの連携方法を共同で検討。さらに、規制当局などを対象とした共同デモンストレーションを通じて、運航管理システムの実証・試験運用を進める。

将来は「空飛ぶクルマ」領域での協業も検討する。


(テラドローン提供)



(藤原秀行)

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