JBICや三井住友銀行など、ケミカル物流サービス体制強化図る
商船三井は12月23日、今年6月に買収が完了した、石油や化学品など液体貨物を保管するオランダのタンクターミナル運営大手LBC Tank Terminals Group Holding(LBCタンク・ターミナルズ・グループ・ホールディング)の株式取得費用に関し、国際協力銀行(JBIC)、三井住友銀行をリードアレンジャーとする協調融資団のそれぞれと長期的な資金確保を目的とした融資契約を締結したと発表した。

LBC社タンクターミナルに停泊するMOL Chemical Tankers運航のケミカル船「FALCON GALAXY」
今回の融資は、LBCの株式取得に要した資金分を安定的かつ長期的に充当するのが目的。融資額はJBICが1350億円、協調融資団(シンジケート団)が1150億円。シンジケート団には三井住友銀行のほか三菱UFJ銀行、三井住友信託銀行などが名を連ねている。


LBC買収により、海上輸送に加え、陸上保管も商船三井の事業ポートフォリオに追加し、ケミカル物流サービス体制を強化していく構え。
(藤原秀行)星いずれも商船三井提供










