T2が国内初の「関東~関西間1日1往復」運行実証、物流事業者7社が協力

T2が国内初の「関東~関西間1日1往復」運行実証、物流事業者7社が協力

48時間以内に2往復達成 「レベル4」前提の連続オペレーション構築可能と見込む

T2は2月25日、「レベル4」自動運転(特定条件下での完全無人運転)トラックを用いた幹線輸送サービスの実現に向け、今年1月27~29日に「関東~関西間の1日1往復」の運行を国内で初めて実証し、レベル4で前提となる連続運行に必要なオペレーションを確認したと発表した。

レベル4を見据えて設立した「自動運転トラック輸送実現会議~L4 Truck Operation Conference~」に名を連ねている物流事業者の佐川急便、鈴与、西濃運輸、日本郵便、福山通運、フジトランスポート、三井倉庫ロジスティクスの7社が協力し7社が実証に協力し、48時間以内に関東~関西間の2往復の運行を達成したほか、一般道を運行する各社のトラックへのコンテナ移し替えなどの手順も確かめることができたという。




実証の様子

現状、改善基準告示でドライバーの拘束時間は1日当たり最大15時間と定められているため、関東~関西間では1日「片道」の運行が限界となっている。

T2が2027年度に実現を目指すレベル4自動運転トラックを用いた幹線輸送サービスは、ドライバーのトラックへの乗車が不要となることから「往復」の運行が可能となり、輸送能力は少なくとも2倍に高まると見込んでいる。


実証の概要

実証ではレベル4を見据えて無人運転(高速道路)と有人運転(一般道)を切り替えるためにT2が設置を進めている「切替拠点」の利用を想定し、神奈川県厚木市と京都府八幡市にある物流施設を切替拠点に見立てた上で、高速道路はT2の「レベル2」(ドライバーが同乗し、有事に運転をすぐに交替できるよう待機する)自動運転トラック(2025年7月に開始した商用運行で使用)、一般道は鈴与とフジトランスポートのトラックでそれぞれ運行した。

実際の運行は複数台となることを前提に、T2のトラックを2台用いて関東と関西をそれぞれ発着地に同時並行で実証を行った結果、約48時間以内に1台当たり2往復を達成できた。



さらに、荷台との分離により輸送を効率化できる点で顧客のニーズが高い「自動運転トラクター」の導入も見据えて、T2のトラック(スワップボディタイプ)から各社のトラックへコンテナを移し替えるデモンストレーションを通じて、詳細な手順やリードタイムを確認した。

実証の結果は、2月18日に開催した「自動運転トラック輸送実現会議」の全体会合で参画企業と情報を共有した。

(藤原秀行)

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