トラック・バスの電動化や自動運転技術開発に注力
三菱ふそうトラック・バスと日野自動車が4月1日に経営統合し、両社を傘下に収める持ち株会社「ARCHION」(アーチオン)が同日、東京証券取引所プライム市場に上場した。国内の商用車メーカーはいすゞ自動車と、三菱ふそう・日野の連合の2大グループに集約した。
アーチオンのカール・デッペン社長CEO(最高経営責任者、三菱ふそう前社長)ら首脳は4月1日、東証内で記者会見した。デッペンCEOは「今日は日野と三菱ふそうという非常に強いブランドを持つ2社を統合できた記念すべき日だ」と表明。
「ゼロエミッション(温室効果ガス排出実質ゼロ)の商用車の領域では市場をリードしている。今後はさらに持続可能な輸送に貢献していく」との意気込みを示し、商用車の電動化や自動運転技術の開発に注力していく姿勢をアピールした。
デッペンCEOはまた、アーチオンの株主として、三菱ふそうの親会社だったドイツのダイムラートラックと、日野の親会社だったトヨタ自動車が引き続き名を連ねていることに触れ「強い株主基盤があるということが他社と違う点だと思う」と指摘した。
アーチオンCTO(最高技術責任者)の小木曽聡取締役(日野前社長)は「大株主のダイムラーとトヨタのチームやアセットにアプローチができるのは、大変アーチオンの強みだと思っている。そうしたものを活用して、世の中に託せるような商品や自動運転に関わるようなサービスの提供を目指していきたい」と述べた。
また、三菱ふそうと日野が統合方針を最初に公表してから実現まで3年程度を要したことに関し「1000日間(統合への)準備を進めることができた。三菱ふそうと日野の人たちがチームビルディングをして、信頼し合うことがものすごくできている」と語り、今後の統合プロセスが円滑に進むことに強い期待を寄せた。

会見後の撮影に応じるアーチオンの(左から)ヘタル・ラリギ代表取締役CFO(最高財務責任者)、デッペン氏、小木曽氏
(藤原秀行)












