ETC2.0の走行履歴データ活用想定、4月末で共同の実証実験完了し実用化検討に移行
沖電気工業(OKI)、損害保険ジャパン、SOMPOリスクマネジメントの3社は4月13日、共同で進めてきたETC2.0のプローブデータ(走行履歴などの挙動データ)を活用したドライバーの管理・安全運転支援サービスの実証実験に関し、4月末で完了させ、本格的なリリースに向けた検討に移ると発表した。
同本サービスは、既存のETC2.0車載器を活用し、中小規模事業者でも導入しやすい価格帯で提供することを想定している。物流・運輸業界のドライバー不足や燃料費高騰といった課題の解決に貢献し、安全で効率的な輸送の実現を後押しする。
ETC2.0車載器から得られるプローブデータ(走行履歴、急ブレーキ・急ハンドルなどの挙動履歴)を、OKIの車両運行管理支援クラウドサービス「LocoMobi2.0」(ロコモビ2.0)を使って収集・可視化することを想定。
事業者は各車両の位置情報や走行ルート、危険挙動の発生地点などをWeb画面で簡単に把握できるようになると見込む。
「搭載済みの車載器を活用できる」ことがメリットで、新しい機器の購入費用や設置・管理の手間が不要なため、これまでコストや運用面の課題で導入が難しかった中小規模の事業者にも手軽にドライバー管理・安全運転支援サービスの第一歩を踏み出せる機会を提供できるとみている。

サービス概要
3社は将来、SOMPOリスクのリスクコンサルティングのノウハウと、OKIのデータ収集・処理技術を組み合わせ、個々のドライバーの運転特性に応じた分析レポートや物流拠点での滞留時間管理機能の実装も検討する。損保ジャパンは、安全運転管理の導入が難しかった顧客に同サービスを広く提供することで、企業の事故リスクの低減と事故未然防止につなげることを目指す。

概要(いずれも3社提供)
(藤原秀行)












