「置き配」に不安感じるのも、普及望むのも全体の7割超

「置き配」に不安感じるのも、普及望むのも全体の7割超

ナスタ調査で判明・防犯や防水、プライバシー対策が重要に

住宅用ポスト大手のナスタ(東京)は8月23日、インターネットショッピングを利用している男女1000人を対象に実施した、購入者が指定した場所に商品を届ける「置き配」に関する意識調査結果を公表した。

回答者の7割が利用に不安を感じていることが明らかになった。理由としては、盗まれないか気になることや、送付状の内容が第三者に見られてしまうことなどを挙げている。

一方、普及を望む向きも7割を超えており、宅配の再配達削減や利便性向上へ置き配に期待する声が強いことをうかがわせた。既に防犯や防水、プライバシー保護の対策を講じられている商品もあるが、その効能を正しく消費者に伝えることが引き続き、置き配の利用拡大にとって重要となりそうだ。

調査は今年6月、ネットを介して実施。男性497人、女性503人が協力した。

場所は「宅配ボックス」が6割弱

置き配に不安があるかどうか尋ねたところ、「不安だと思う」が27・0%、「どちらかといえば不安だと思う」が46・8%で、両方を合わせると73・8%に達した。「どちらかといえば不安だと思わない」は19・7%、「不安だと思わない」は6・5%にとどまった。

不安に思う要素としては(複数回答)、「鍵などで施錠されていないと荷物が盗まれてしまわないか心配」が59・8%で最も多かった。次いで「送付状の内容(住所や中身)が隠れておらず誰でも見えてしまう」が49・9%、「雨が降っていると荷物が濡れてしまう」が48・5%、「荷物の形状や大きさが特定されてしまう」が24・1%、「布・ビニール製の宅配ボックスや宅配バッグが破れないか心配になる」が15・8%などとなった。

普及してほしいかどうかについては、「普及してほしいと思う」が23・8%、「どちらかといえば普及してほしいと思う」が52・7%で、合わせて76・5%に上った。「どちらかといえば普及してほしいと思わない」は16・6%、「普及してほしいと思わない」は6・9%だった。

どのようなサービスであれば置き配を利用してみたいかとの設問には(複数回答)、「防犯性が高い」が67・9%で断トツのトップ。その後は「簡単に手続きができる」(41・1%)、「使い方が分かりやすい」(35・7%)、「国や自治体が推奨している」(11・5%)、「利用者が多い」(11・0%)の順だった。

荷物の受け取り場所として利用してみたいのは(複数回答)、「宅配ボックス」が58・1%で最多。「玄関先」(37・5%)、「郵便受け」(26・3%)、「物置」(7・9%)、「(ガスなどの)メーターボックス」(6・9%)といった項目が続いた。

ナスタは結果を基に「防犯・防水対策がされている受け取り方であれば、配達員と対面せずに受け取ることができるのは消費者にも受け入れられるサービスであることが分かった」と指摘している。

(藤原秀行)

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