JILSロジスティクス大賞、19年度はトヨタ自動車とデンソーエスアイが獲得

JILSロジスティクス大賞、19年度はトヨタ自動車とデンソーエスアイが獲得

海外物流容器のリターナブル化を世界規模で推進

日本ロジスティクスシステム協会(JILS)は9月2日、ロジスティクス推進に向けて優れた実績を挙げた企業を表彰する「ロジスティクス大賞」に2019年度はトヨタ自動車とデンソーエスアイを選んだと発表した。

同大賞は今年で36回目。両社は「グローバル生産を支えるための海外物流容器のリーンなオペレーション構築~総量管理の一極集中化~」をテーマに掲げ、部品輸出容器を全世界規模でリターナブル化(再利用)で促進。RFIDを活用して「リターナブルラックをスムーズに返却するためのリーンな(無駄のない)オペレーション」をグローバルで標準化することに成功し、1・5日分の往復リードタイム短縮などの成果を出したことが高く評価された。

JILSは10月25日に開催する「ロジスティクス全国大会2019」で表彰式を行う。
他の受賞企業は以下の通り。

【技術革新賞】
鹿島・前田・三井住友・鉄建・西武東京外かく環状道路本線トンネル(南行)東名北工事JV、演算工房、ワム・システム・デザイン
「建設業における物流ロジックの適用~i-ConstructionにおけるSCMの実現~」

【業務改革賞】
日本マクドナルド
「全国約2900店舗への配送強靭化~標準化と平準化で全体最適化~」

【選考委員会特別賞】
大塚倉庫
「社員を成長させる働き方改革」

(藤原秀行)

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