国交省が高速道路の安全・安心基本計画公表、暫定2車線の4車線化も
国土交通省は9月10日、「高速道路における安全・安心基本計画」を公表した。
全国の高速道路の安全性や信頼性、使いやすさをより高めるため、暫定2車線区間を計画的に4車線化していくことや、自動運転に対応した道路空間の基準を整備していくこと、災害時の通行止め時間を最小にとどめていくことなどを掲げている。
具体的な目標として、
①おおむね10~15年で有料の暫定2車線区間の半減を目指す(長期的には解消)
②2022年以降に東京~大阪間で後続車無人隊列走行システムを商業化
③24年までに事故多発地点約300カ所で対策を完了
④29年までに逆走による重大事故ゼロ
⑤24年度までに大雨などの通行止め基準を新たな基準へ移行
⑥大雪時における大規模立ち往生ゼロ
――などを設定している。
併せて、SAやPAで大型車用駐車ますの拡充と有料駐車場予約システム導入、外国人案内所の整備などを図るほか、平地部でICの間隔が欧米諸国並みの約5キロメートルとなるようICの整備を推進することも打ち出している。
(藤原秀行)
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