貨物ターミナル駅構内に位置、2020年3月完成予定
JR貨物は8月27日、東京・品川で新たなマルチテナント型物流施設「東京レールゲートWEST」の起工式を行った。
地上6階建て、延べ床面積約7万1800平方メートルを計画しており、2020年3月の完成を見込む。
物流施設は同社の東京貨物ターミナル駅構内に開設。「WEST」と「EAST」(地上5階建て、延べ床面積約16万1千平方メートル、22年8月完成予定)の2棟で構成し、EASTは三井不動産と共同で開発する。JR貨物は羽田空港や東京港の国際コンテナターミナル、首都高ICに近接するなど、利便性の高さをアピールし、物流施設事業の拡大を図る。
同社は鉄道利用量に応じて翌年度の賃料を割り引く独自制度を設けるなど、コンテナ輸送との連携を促進していく考えだ。「レールゲート」ブランドでマルチ型施設を全国展開することも視野に入れている。
(藤原秀行)
「東京レールゲート」の完成予想図(左がWEST、右がEAST・JR貨物提供)