九州産品などの輸出増大目指し、検疫・通関迅速化や人材交流促進も
日本通運は10月30日、九州経済連合会(九経連)、上海国際港務(集団)股份公司傘下の上海集団物流有限公司(SIPGロジスティクス)と同22日に業務提携の覚書を締結したと発表した。
日通の東アジアブロックとSIPGロジスティクスは2018年1月、物流全般に関して業務提携し、日本から中国向け輸入貨物の取り扱い増加へ協業に注力してきた。一方、九経連とSIPGロジスティクスは共同で九州産品の中国向け輸出拡大を図っている。
3者が手を結び、日中間の貿易量増大へ取り組みを強化するのが狙い。上海での検疫や通関迅速化、人材交流、貿易に関する情報交換などの面でも協力する。
覚書を締結した(左から)九経連の麻生泰会長、SIPGロジスティクスの劉総経理、日通東アジアブロックの杉山龍雄常務執行役員(日通プレスリリースより引用)
(藤原秀行)