日本通運、埼玉・久喜で国内4カ所整備の第3弾「東日本医薬品センター」着工

日本通運、埼玉・久喜で国内4カ所整備の第3弾「東日本医薬品センター」着工

延べ床6・5万平方メートル、12月に最後の「富山」も工事開始

日本通運は11月8日、埼玉県久喜市で新たな物流拠点「東日本医薬品センター」の建設工事を始めたと発表した。

同社は市場の成長が今後も見込まれる医薬品物流への対応を強化するため、今年1月に東日本、西日本、九州、富山の計国内4カ所で医薬・医療品専門の倉庫を新設する計画を発表した。同センターは6月に北九州市で着工した「九州」と大阪府寝屋川市で建設を始めた「西日本」に続く第3弾となる。

「東日本」は同社が国内で保有する倉庫としては2017年1月に東京都内で完成した「Tokyo-C-NEX」に次いで2番目の規模になる見通し。残る「富山」も今年12月に着工する予定。

東日本のセンターは地上5階建て、延べ床面積6万4942平方メートル。2020年12月の完成を見込む。免震構造や非常用発電設備、防虫・セキュリティー設備を取り入れている。

医薬品の適正な流通基準となる日本版GDPガイドラインに準拠。入荷、保管、出荷の各エリアを明確に区分し、入荷用と出荷用の専用エレベーターを導入。輸出入用保税エリアや特殊医薬品エリアも特設するなど、多様なニーズに対応可能とする。


「東日本医薬品センター」の完成イメージ(日本通運プレスリリースより引用)
(藤原秀行)

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