国際フォワーディング拡充、メコンの越境物流拡大も視野
センコーは9月25日、タイの現地法人が同国で航空・海上輸送などを手掛けるベスト・グローバル・ロジスティクスを同月21日付で傘下に収めたと発表した。
ベストグローバル社は欧州や南米などからの輸入と、オーストラリアや日本、韓国などへの輸出をメーンとしてフォワーディングサービスを展開している。
センコーが2017年4月に同じくグループ企業化した、シンガポールで航空・海上輸送を担うスカイリフト社とも連携し、国際フォワーディング事業を拡充するのが狙い。
株式取得の具体額などは開示していない。
ベストグローバル社の顧客を中心に、タイ国内で冷凍・冷蔵サービスを提供するほか、タイ・メコン地域間の越境物流拡大も視野に入れている。
センコーは今年7月、タイの外食大手と合弁で設立したM-センコーロジスティクスが冷凍・冷蔵物流をスタートし、19年にはバンコクで新たな3温度帯物流センターの稼働を計画するなど、国際物流事業の基盤強化に注力している。
(藤原秀行)