厳格な温度管理ノウハウに期待
医薬品卸大手のスズケンは9月25日、米医薬品卸大手アメリソースバーゲングループのワールド・クウリアーと日本国内での再生医療製品の物流網整備で連携すると発表した。
世界的に需要が伸び、日本でも市場拡大が見込める同製品の物流基盤を確立して海外展開も進めたいスズケンと、日本市場へのアクセス拡充を目指すワールド・クウリアーの思惑が一致した。
今後、ワールド・クウリアーの持つコールドチェーンを積極的に生かし、事業成長と物流効率化を図る。
ワールド・クウリアーは全世界に140以上の事業所を配置し、マイナス190~プラス18度の厳格な温度管理のノウハウを蓄積。グローバルで細胞および遺伝子分野に関する治験の半分以上に関わっている。
スズケンは2016年11月から、アメリソースバーゲンのリソースを活用し、厳格な管理が求められる「スペシャリティ医薬品」の流通を展開している。
(藤原秀行)