1億円超、「パワードウェア」のラインアップ拡充図る
パナソニック子会社で作業時の負荷を軽減する着用型ロボット「パワードウェア」を手掛けるATOUN(アトウン、奈良市)は12月10日、近鉄グループホールディングス傘下でベンチャー支援を担う近鉄ベンチャーパートナーズ、南都銀行グループが設立したナント地域活力創造サポート投資事業有限責任組合、ハック大阪投資事業有限責任組合の3者を引き受け先とする第三者割当増資を同日行ったと発表した。
調達した資金は、パワードウェアの新機種開発に伴うラインアップ拡充に活用する計画。3者の具体的な出資額は開示していないが、合計で1億3000万円程度とみられる。
増資完了後の資本金は5億7700万円。出資比率はパナソニックが54.05%、三井物産が23.17%、近鉄ベンチャーパートナーズとナント地域活力創造サポート投資事業有限責任組合、ハック大阪投資事業有限責任組合がそれぞれ7.53%となる。
腕の動きを補助するATOUNのパワードウェア
(藤原秀行)