台湾向けに割安で商品配送可能
中小EC事業者らの物流業務を包括的に支援するスタートアップ企業のオープンロジは12月18日、アジアを中心に国際物流を手掛ける中国系物流企業ECMSの日本法人ECMSジャパン(東京)と越境EC支援強化に向け業務提携したと発表した。
梱包から出庫までをオープンロジが、日本から台湾への通関・海外配送をECMSがそれぞれ担当。EC事業者はEMS(国際スピード郵便)より割安な料金でECMSの配送サービス「B2Cダイレクト」を使い、海外のユーザーに商品を届けられるようになる。両社はWMS(倉庫管理システム)でも連携し、海外配送を担う物流事業者4社の発送業務をより効率的に済ませられるとみている。
越境ECは市場の伸びが引き続き見込まれており、両社が組んで物流需要を着実に取り込みたい考え。割安な配送の対象エリアは今後、中国や韓国、香港、タイ、シンガポール、マレーシアなどに拡大していく方向だ。
提携したECMSジャパンの小松英樹代表取締役(左)とオープンロジの伊藤秀嗣代表取締役CEO(最高経営責任者)(オープンロジプレスリリースより引用)
提携の概要(オープンロジプレスリリースより引用)※クリックで拡大
(藤原秀行)