カメラなどで事故の危険性察知し音声や画面表示で警告、20年度中の発売目指す
スタートアップ企業のPyrenee(ピレニー、東京)は12月23日、SBSロジコムとドライバー用AI(人工知能)アシスタント「Pyrenee Drive(ピレニードライブ)」の共同開発などで同12日に業務提携したと発表した。
ピレニードライブは、カメラやタッチパネル液晶ディスプレーなどを組み合わせ、AIが物体認識と危険予測を担当。事故の危険性を察知すると音声と画面表示で素早く警告し、回避を図ることを想定している。運転のビッグデータを蓄積、AIが学習を続け、予測の制度とスピードを高める計画だ。
SBSロジコムが運用している約1000台の運送車両に試作機を搭載し、日々の業務の中でデータを収集する。併せて、SBSグループが活用している千葉・市原の「姉崎自動車教習所」のコースで事故の状況を再現した実験も行う。製品は2020年度中の発売を目指す。
教習所コースでの実験のイメージ(いずれもピレニー提供)
(藤原秀行)