JOINと車載冷凍・冷蔵設備供給を担う新会社を共同設立へ
SGホールディングスグループで車両の整備・販売などを手掛けるSGモータースは12月24日、ベトナムのコールドチェーン普及支援事業を展開すると発表した。
日本企業が海外で展開する都市開発やインフラ整備を支援する国土交通省管轄の海外交通・都市開発事業支援機構(JOIN)と組み、車載冷凍・冷蔵設備や架装車両の供給・保守管理などを手掛ける新会社を共同出資で設立。ドライと冷蔵、冷凍の3温度帯管理輸送を広げたい考え。事業開始は2020年2月を予定している。
ベトナムは経済成長が続き、コールドチェーンのニーズ拡大が見込まれている。日本で積み重ねてきた小口の冷凍・冷蔵配送のノウハウを活用し、ベトナムに進出している日系企業や現地の大手小売業などにサービスを提供していくことを目指す。JOINは現地政府との交渉促進などで協力する予定。
新会社はハノイ近郊のVSIPバクニン工業団地内に設立。工場面積は2090平方メートル。出資額はSGモータースが最大約4億円、JOINが最大約2・2億円を計画している。
建設する施設や展開する設備のイメージ(いずれもSGモータース提供)※クリックで拡大
(藤原秀行)