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IMFが20年の世界経済成長率3・3%と予想、0・1ポイント下方修正

IMFが20年の世界経済成長率3・3%と予想、0・1ポイント下方修正

米中貿易摩擦の緊張緩和も、イラン情勢など先行きリスク考慮

国際通貨基金(IMF)は1月20日、世界経済見通しを改定した。2020年の世界経済成長率は3・3%と、従来予想から0・1ポイント下方修正した。

米中貿易摩擦の緊張緩和や世界的な金融緩和の動きなどで、金融危機後の09年以来10年ぶりの低水準となった19年(2・9%)からは上向くとみているものの、米中間の対立が完全には解消されておらず、イラン情勢といったリスクも存在していることを考慮した。改定は四半期ごとに行っており、21年についても3・4%と0・1ポイント引き下げた。

世界の貿易量の伸びに関しては、20年が2・9%で従来予想を0・3ポイント引き下げ、21年も3・7%と0・1ポイント下方修正した。

インドは内需低迷で1ポイント以上予想を引き下げ

主要国別の成長率予想では、米国は20年が2・0%、21年が1・7%で20年のみ従来予想を0・1ポイント下方修正。大型減税の効果が薄れることなどを理由に、18年(2・9%)、19年(2・3%)からは徐々に減速していくとのシナリオを維持している。

日本は20年が従来予想から0・2ポイント引き上げた0・7%、21年は変わらず0・5%と設定。消費増税などが響き、19年の1・0%からスローダウンするとの見方を維持している。

中国は20年が6・0%、21年が5・8%と推計しており、米国との貿易戦争の緊張が緩んだことから20年は従来予想値を0・2ポイント上方修正。しかし、19年の6・1%からじわじわとペースダウンする姿を見込んでいる。21年は天安門事件後の1990年以来、31年ぶりに6%台を下回ると予想している。

インドは金融機関の貸し渋りによる内需低迷を踏まえ、20年が従来予想から1・2ポイント引き下げて5・8%、21年も0・9ポイント下方修正し6・5%と設定している。ASEAN(東南アジア諸国連合)の主要5カ国(インドネシア、マレーシア、フィリピン、タイ、ベトナム)は20年が4・8%、21年が5・1%といずれも従来予想を0・1ポイント下方修正した。

(藤原秀行)

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