仕分けシステムなどの生産能力2倍に、タイもASEAN向け増強
ダイフクは2月7日公表した2019年度第3四半期(4~12月)決算説明資料の中で、国内外で新工場や新事務棟が完成したことを明らかにした。
国内は大阪市の本社敷地内で新事務棟が19年12月に、滋賀事業所敷地内では新工場棟が同9月にそれぞれ完成した。前者は本社の老朽化に対応するとともに、設計力やソフトウエアの強化を図るのが狙い。後者はeコマース関連の受注増価やシステム大型化への対応が目的。
海外は13年に買収した米ウィンライト社の新工場が同国インディアナ州ホバートで、タイ現地法人の新工場棟がチョンブリ県ピントンでいずれも19年12月に完成。前者は仕分けシステムやコンベヤーなどの生産能力を2倍に拡大し、後者はASEAN(東南アジア諸国連合)向け生産能力の増強を目指す。
ウィンライトの新工場(ダイフク決算説明資料より引用)
(藤原秀行)