業務停止し消毒、1日で稼働再開
アマゾンジャパンが神奈川県小田原市で運営している物流拠点「小田原フルフィルメントセンター」で、配送業務を担当している男性従業員1人が新型コロナウイルスに感染していたことが明らかになった。現時点での男性の容態は不明。
関係者によれば、3月24日に男性の親族から感染が確認された旨の連絡がアマゾン側にあったため、同社は全従業員を帰宅させた上、同日午後から翌25日朝にかけて同センターの物流業務をストップし、屋内の消毒作業を行った。25日午前に稼働を再開している。
同社は今年に入り、感染拡大を防ぐため、社内で作業の際に従業員同士の間隔を2メートル以上取ることなどを指導しているという。物流業界では同社が短期間でセンターのオペレーションを再開できたことを評価する一方、濃厚接触者の存在の有無など感染発生の事実を積極的には開示していないことを懸念する向きもある。
(藤原秀行)※写真はイメージ・アマゾン提供