伝票を画像で物流拠点へ送付、走行経路や荷積み・荷降ろしを自動で記録
Hacobu(ハコブ)は4月14日、新型コロナウイルスの感染拡大で厳しい経営環境に置かれている物流業界の支援策を新たに講じると発表した。
既に3月末から物流施設などのトラック予約受付サービス「MOVO Berth(ムーボバース)」のオプション機能「オンラインチェックイン」を無料で利用可能としてきたが、追加策として、ムーボバースの別のオプション「ドライバー予約ファイル添付機能」と、車両の動態管理サービス「MOVO Fleet(ムーボフリート)」をいずれも2カ月間無償提供する。
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前者のオプション機能はトラックドライバーがスマートフォンなどで撮影した伝票の画像を事前に物流拠点へ送ることで、受付窓口との対面のやり取りを減らせる仕組み。伝票の原本はまとめて後日郵送するなどの対応を想定している。
後者はGPSや通信モジュールを活用し、トラックごとの1日の走行経路や荷積み・荷卸ろしの動きを自動的に記録することで、記録簿や日報の作成を効率化し、運行管理者の負荷軽減とドライバーとの接触機会削減につなげる。利用を促すことで人と人の接触を減らし、感染リスクを低減するのが狙いだ。
無償提供するのは、前者はムーボバースを新規で契約したか、既に契約済みでオプションを新たに追加した顧客、後者はムーボフリートを新規で契約した企業がそれぞれ対象。申し込み期間は4月14日~5月29日で、契約から2カ月間を無償とする(ムーボフリートは2年契約の最初の2カ月間が無償)。
サービスの概要(Hacobu提供)
(藤原秀行)