トラックターミナルや資機材の提供、作業人員派遣を想定
愛知県は4月13日、大手運送4社と「災害時における物流施設の使用等に関する協定」を同16日付で締結すると発表した。
締結先は佐川急便、ヤマト運輸、西濃運輸、名鉄運輸。協定は災害発生の際に県が支援物資の受け入れや避難所への発送機能を担う「広域物資輸送拠点」として指定している公共施設5カ所が被災した場合に備え、4社がトラックターミナルなどの施設や資機材の提供、作業人員の派遣などの面で協力することを盛り込んでいる。
2016年の熊本地震で物資拠点が被災して使えなくなり、避難者への支援物資供給が混乱したため、平時に協定を結び、災害時でも円滑に輸送できるよう物流の体制を強化しておくのが狙い。
(藤原秀行)