楽天や日野自動車など入居確定し満床に
日本GLPは10月11日、大阪府枚方市で開発を進めていたマルチテナント型物流施設「GLP枚方Ⅲ」が完成したと発表した。
地上5階建て、延べ床面積は11万7168平方メートル。楽天や日野自動車、地場の浪速運送(大阪市)など複数のテナント企業が入居を確定しており、既に満床となった。
新施設は第二京阪道路の枚方東ICなどに近接。京都~大阪へのアクセスに強みを持つ。日本GLPは新施設を含め、大阪で13棟を開発・運営している。
入居企業向けに、トラックの共同荷受けシステムを採用。同社はトラックドライバーが事前に利用するバースを予約できるため、出庫作業の迅速化につながると期待している。
BCP対策として、大阪内陸では珍しい免震構造を採用しているほか、72時間対応可能なバックアップ電源や井水利用設備、食糧備蓄などを施している。
(藤原秀行)
「GLP枚方Ⅲ」の外観(日本GLP提供)