ポータルサイト上にAWBの情報集約、輸送スペース空き状況や運賃も確認可能
日本航空(JAL)は4月15日、ルクセンブルクのチャンプ・カーゴシステムズと連携し、国内線の航空貨物輸送で初めてのペーパーレス化を実現したと発表した。
チャンプ社の情報システムを活用し、国内航空貨物専用のポータルサイトを新設。従来は紙のAWB(航空貨物運送状)でやり取りしていた貨物情報や受け取りの確認などを4月1日以降、インターネット経由で済ませられるようにした。ポータルサイト上にAWBの情報を集約、管理しており、加えて各航空便の輸送スペース空き状況や運賃をリアルタイムで確認することが可能。ポータルサイトはスマートフォンなどからもアクセスできる。
併せて、空港に搬入・到着する貨物に貼られたバーコード(コンテナの場合はQRコード)をJALのスタッフが専用のモバイル端末で読み取ることにより、貨物の現在位置把握や管理をスムーズに行えるようにしている。利用者が貨物を引き取る際は端末に電子署名を入力する仕組みを導入、利便性を高めている。
ポータルサイトとモバイルサイトのイメージ(JALプレスリリースより引用)
(藤原秀行)