同社開発の産業団地内に位置、屋上に園庭設け従業員や子どもが利用可能に
大和ハウス工業は4月28日、静岡県富士市で開発中の物流施設専用産業団地「Dプロジェクト新富士」で同日、静岡県最大規模となる延べ床面積9万9202平方メートルのマルチテナント型物流施設「DPL新富士Ⅱ」の工事が完了すると発表した。
地上4階建てで、各フロアに4テナント、トータルで最大16テナントが利用できる設計としている。新東名道の新富士ICから約800メートル。関東や中部エリアに加えて関西・北陸エリアへのアクセスにも強みを持つ。中部横断道の開通で今後は信越地方へのアクセスも改善される見通し。
コンビニを完備するほか、ママスクエアが手掛ける従業員向け保育所を備え、屋上には200平方メートルの園庭を設置。従業員や保育園に通う子どもらが園芸を楽しめるようにしている。大和ハウスなどが独自に開発した免震装置「DKB弾性すべり免震支承」を採用するなどテナント企業のBCP(事業継続計画)ニーズにも配慮。県内初のダブルランプウェーを備えた物流施設となる。
「DPL新富士Ⅱ」の外観(大和ハウス工業提供)
(藤原秀行)