コロナで経営環境厳しく
サカイ引越センターが5月7日公表した2020年3月期の連結決算は、売上高が前期比4・8%増の1008億円となった。1971年の創業以来、連結ベースで初めて1000億円の大台を突破した。
ただ、新型コロナウイルスの感染拡大で第4四半期(今年1~3月)は「引っ越し業界においても引っ越しの中止や延期によるコスト増、単価の下落により厳しい経営環境になった」と説明。21年3月期の業績予想も、感染拡大の影響額を合理的に算定することが困難との理由で「未定」と設定しており、開示が可能になった段階で詳細を公表する予定。
(藤原秀行)