大王製紙傘下のダイオーロジスティクス、鬼怒川ゴム工業の物流子会社を7月に買収へ

大王製紙傘下のダイオーロジスティクス、鬼怒川ゴム工業の物流子会社を7月に買収へ

製品の安定供給維持へ事業基盤強化、外販拡大も狙う

大王製紙は5月27日、物流子会社のダイオーロジスティクス(愛媛県四国中央市)が、鬼怒川ゴム工業の物流子会社ケイジー物流(千葉市)の全株式を7月1日付で取得、買収すると発表した。具体的な買収額は開示していない。

トラックドライバー不足が続く中、製品の安定供給を維持するため、関東や九州に拠点を構え、自動車部品輸送などを手掛けるケイジー物流を傘下に収めて事業基盤を強化したい考え。

大王製紙グループは2018年から生産拠点に隣接した大型物流倉庫を静岡、岐阜、愛媛に計4拠点稼働させ、従来分散していた倉庫を集約するとともに、衛生用紙でパレット輸送を開始するなど、物流の効率化へ継続的に取り組んできた。ダイオーロジスティクスとケイジー物流のノウハウやアセットを組み合わせ、製品の一段の輸送効率化や外販の拡大を目指す。

ケイジー物流の2019年3月期の売上高は21億円、営業利益は8200万円だった。

(藤原秀行)

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