免震・制振装置のデータ改ざん問題、納品先を一部公表へ
油圧機器大手KYBと子会社のカヤバシステムマシナリーが建築物用の免震・制振装置に関する性能検査記録データを改ざんし、国の基準や顧客との契約内容に適合しない装置を出荷していた問題で、両社は10月19日午後4時から東京・霞が関の国土交通省内で記者会見する。
不適合製品を納めた建築物のうち、所有者らの了解を得られた施設の具体名を公表する予定。
会見には両社の幹部が出席する見込み。関係者によると、数十件程度の施設名を明らかにする方向で調整しているが、物流施設が含まれるかどうかは不明。
(藤原秀行)