利用のハードル下げる狙い
フリーマーケット(フリマ)大手のメルカリは6月10日、同社初となる実店舗「メルカリステーション」が東京・新宿のマルイ本館で同日プレオープンすると発表した。
旗艦店としてメルカリの使い方を無料で体験できる「メルカリ教室」を事前予約制で開催することを計画しているほか、効率的な梱包の仕方や売り出す商品の写真撮影などを習得できるイベントも予定している。ただ、一部のイベントや展示に関しては、新型コロナウイルスの感染リスクを避けるため、当面休止とする。
同店舗では、出品を希望する商品をユーザーが持ち込めばメルカリのスタッフが出品できるかどうかを専用端末経由で回答する「あんしん出品サポート」や、写真映えする小物や梱包用の資材・スペースを備えた特設ブースを準備。売れた商品をすぐに発送できる無人投函ボックスも導入する。
パナソニックの協力を得て開発した、売れた商品の適切な梱包資材を計算する自動採寸機能などを備えた次世代ワンストップ端末「メルカリポストプラス」も設置する。メルカリは梱包や発送をサポートすることでフリマへの出品のハードルを下げ、利用をさらに促進したい考えだ。
(藤原秀行)