宇宙を日本の次の産業にする「みんなのロケット」パートナー企業・団体・大学が42に拡大

宇宙を日本の次の産業にする「みんなのロケット」パートナー企業・団体・大学が42に拡大

日本旅行、サツドラHDなど5社が新たに参画

宇宙輸送と宇宙利用を通じて地球の課題解決を目指す宇宙の総合インフラ会社インターステラテクノロジズ(北海道広尾郡⼤樹町)は5月9日、パートナーシッププログラム「みんなのロケットパートナーズ」に新たに5社が参画したと発表した。

5社は消防ポンプなど防災機器を手掛けるシバウラ防災製作所(長野県松本市)、日本旅行、サツドラホールディングス、自動車部品製造の武州工業(東京都青梅市)、デジタルエンジニアリングのAIS北海道(札幌市)。加入企業・団体・大学は計42に達した。

インターステラテクノロジズは企業に対して宇宙産業への参画機会を提供することで、宇宙を日本の次の成長産業とすることを目指している。今後も、本プログラムの趣旨や当社の事業に共感・賛同する企業・団体の参加を積極的に募集する。

「みんなのロケットパートナーズ」は2019年3月に発足。今回は試験設備の整備や自動車産業で培われた技術の活用、観光事業の促進やコラボレーション商品の開発といったビジネス面での支援など、各企業が持つ技術やノウハウ、ネットワークを存分に生かした形での参画になったと説明している。

各社の支援内容

シバウラ防災製作所

ロケットエンジンの燃焼試験用施設を整備するに当たり、保安設備環境の構築で支援

日本旅行
インターステラテクノロジズの工場・発射場などを活用した観光事業・教育関連事業・地方創生関連事業を通したビジネス支援を担当

サツドラホールディングス
宇宙産業を北海道の新たな産業に育て、北海道をより盛り上げたいとの想いの下、日常の買い物から北海道⺠みんなで宇宙事業を応援するプロジェクトを創設。ロケット「MOMO」から始まった協業をさらに加速させるため、パートナーズに加入

武州工業
自動動車産業などで培われたパイプ加工技術を生かし、ロケット製造に参画

AIS北海道
自動車やロケットなどの開発に欠かせないシミュレーション技術で、MOMOに続いてZEROの設計を支援

(藤原秀行)※いずれもインターステラテクノロジズ提供

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