ピッキングに活用、スタッフの歩行距離大幅削減見込む
協栄産業は6月17日、取り扱っている中国系の物流ロボットメーカーGeek+(ギークプラス)の物流ロボット「EVE」を、ソニーグループで要素技術開発支援などを手掛けるソニーグローバルマニュファクチャリング&オペレーションズ(東京・港南)の製造拠点「湖西サイト」(静岡県湖西市)に12台納入したと発表した。
同拠点のピッキング業務用に採用されており、保守サービスも提供している。協栄産業によると、人手不足対策と労働環境改善のために導入。EVEがピッキングの対象となる製品を納めた棚の下に潜り込んで持ち上げ、スタッフの元まで運ぶことで、スタッフが庫内を歩き回る距離を大幅に短縮できると見込む。
協栄産業は、EVEの採用で業務効率を3倍以上に高めることが可能と説明している。
納入したEVEと現場での使用イメージ(協栄産業提供)
(藤原秀行)