手配から納品までデジタル管理に移行し煩雑な伝票管理など負荷軽減狙う
マテハン設備などを手掛ける中西金属工業(大阪市北区)は7月3日、ブロックチェーン(BC)技術を活用した物流倉庫向け「配送システム」の開発に着手したと発表した。
複数のコンピューター間で情報を迅速に共有し、セキュリティーの強度も高いBC技術の特性を生かすことで、配送の手配から納品(受け取り)までをデジタル管理に移行。手入力によるミスの削減や不正配送の撲滅、煩雑な伝票管理の負荷軽減を図る。荷物の受け渡しはスマートフォンで済ませ、やり取りの記録はデジタルデータとして保存、容易に検索・閲覧できるようにする。
今年9月をめどに同社輸送事業部の滋賀工場で実証実験を始め、システムを開発、同11月からベータ版としてサービスを提供したい考えだ。
(藤原秀行)