Jリート・プロロジスの資産運用会社が説明、まだ検討段階とも強調
Jリートの日本プロロジスリート投資法人の資産運用を担うプロロジス・リート・マネジメントは7月22日に開示した2020年5月期決算説明資料の中で、今年4月に発生した宮城県岩沼市の物流施設「プロロジスパーク岩沼1」の火災に関連し、再建築による早期復旧を目指す方針を表明した。
同社は2021年春ごろの建て替え工事開始を目指していることを明らかにした。同時に「再建築工事に関し決定された事実はなく、今後の再建築を保証するものではない」と指摘、まだ検討段階にあることを強調した。
同施設は4月30日正午ごろに出火し、5月6日午後4時10分の鎮火まで6日間を要した。建物が全焼したが人的被害はなく、延焼も起こらなかった。
同社は今後想定されるスケジュールとして、解体工事が7月から21年2月までと見込んでおり、再建築工事は現時点で21年春ごろから22年夏ごろまで実施することを念頭に置いている。
プロロジスの山田御酒社長もロジビズ・オンラインの取材に対し、同じ場所で早期に物流施設を再度建築したいとの方針を示している。
鎮火した直後の「プロロジスパーク岩沼1」
(藤原秀行)