8・7万平方メートル、都心部まで16キロメートル
ESRは10月9日、埼玉県戸田市で新たな物流施設「ESR戸田ディストリビューションセンター(DC)」が9月30日に完成したと発表した。
地上4階建て、耐震構造のS造で延べ床面積は8万6950平方メートル。既に公表している通り、ナカノ商会が1棟借りしており、10月1日に入居を開始した。
首都高速道路5号池袋線の戸田南ICから2キロメートル、東京外環自動車道の戸田西ICから4キロメートルに位置。さいたま市中心部へ6キロメートル、東京都心部まで16キロメートル(車で30分圏内)という地の利の良さが強み。JR埼京線の戸田公園駅からバスで3駅と通勤しやすさも特徴で、人材確保の面で優位性がある。
特別高圧電力を導入し、将来のロボットや自動化機器の導入、冷凍冷蔵倉庫対応に備えている。2階まで直接アクセス可能なスロープ式で中央車路を設け、雨天でも円滑に作業できるよう配慮。トラックバースは1~2階の合計で52台、トラック待機場は敷地内に20台分をそれぞれ確保している。
倉庫スペースの柱スパンは11・25メートル×10・6メートルと設計しており、フロアの柔軟な活用を後押ししている。熱中症リスクの度合いを可視化する独自システム「ESR環境モニタリングシステム」も採用した。
「ESR戸田DC」の外観(以下、いずれもESR提供・クリックで拡大)
(藤原秀行)