新中計は来春ごろの発表見込む、4~6月は求貨求車が落ち込み減収減益
トランコムは7月27日に開示した2021年3月期第1四半期(4~6月)連結決算の中で、通期の業績予想を「未定」で据え置いた。
同社は背景として「新型コロナウイルス感染拡大第2波の懸念もある中で、当グループの事業環境、業績に与える影響は不確実」と説明。新中期経営計画は21年春ごろの発表を見込んでいる。
同社の4~6月期の連結売上高は前年同期比8・4%減の359億円、営業利益は6・3%減の15億7200万円だった。中核の求貨求車など物流情報サービス事業が国内輸送需要減少のあおりで減収減益を強いられた一方、3PLなどロジスティクスマネジメント事業は新型コロナウイルス感染拡大に伴う“巣ごもり需要”急増で食品や生活衛生品、日用雑貨品が伸びたことなどが追い風となり増収増益を記録した。
(藤原秀行)