センサー搭載の専用機器を同梱、現在位置や温湿度など6項目を把握
フェデックスは8月5日、輸送中の貨物の状態をリアルタイムで監視できる新サービス「SenseAware(センスアウェア)」の提供を日本国内で近く始めると発表した。
複数のセンサーを搭載した専用機器を貨物に同梱し、輸送中に発信するシグナルを受信。顧客が貨物の現在位置や温度、湿度、露光、気圧、衝撃の6項目に関する状態を常にインターネット経由で把握することが可能になる。
検体や研究・開発段階の薬品、ワインのように厳格な温度管理が求められるものや貴重品などに活用し、輸送品質の向上と需要獲得につなげるのが狙い。温度が一定以上変化するなど異常が発生した場合はすぐに顧客へ警告を発する。
サービスは日本を含む世界50カ国で利用可能。機器はレンタル制で、サービス利用料と機器レンタル料、返却送料、機器の関税が一式込みのプランは2万3500円(税込み)、機器レンタルのみのプランは1万4500円。
センスアウェアの機器イメージ(フェデックス提供)
(藤原秀行)