フォークリフトの不適切な使用で出火と指摘、対応協議も合意に至らず
アスクルは8月6日、2017年2月に当時埼玉県三芳町で運営していた大型物流施設「ASKUL Logi PARK首都圏」が全焼した火災に関連し、古紙回収大手の宮崎(愛知県清須市)の過失で出火、多大な損失を被ったとして、約101億600万円の損害賠償を求めて東京地裁に提訴したと発表した。
アスクルによると、同センターの端材置き場で使用済み段ボールなどを継続的に宮崎へ引き渡していたが、出火当日、宮崎の従業員がフォークリフトの不適切な使用などで火災を引き起こしたと指摘。アスクルは消防作成の火災原因判定書を確認の上、19年4月以降、宮崎と損害賠償の対応などについて協議を重ねてきたが、合意に至らなかったという。
アスクルは「協議による解決が困難と判断、訴訟の提起に至った」と説明している。
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(藤原秀行)