重量物輸送の強化図る
センコーグループホールディングス(GHD)は8月28日、傘下のセンコーがアルミ圧延大手UACJの物流子会社、UACJ物流(名古屋市)を今年12月1日付で買収すると発表した。
同社株式の66・7%を31億100万円で取得する予定。センコーとUACJが同日付で株式譲渡契約を締結した。残る33・3%はUACJが引き続き保有する。
UACJ物流は国内に8カ所の営業拠点を展開し、アルミや伸銅品など非鉄金属製品の輸送を幅広く手掛けている。センコーはUACJを子会社化し、重量物輸送を得意とするセンコーエーラインアマノと連携、重要物輸送の分野を強化したい考え。UACJは中核事業に経営資源を集中することを目指す。
UACJ物流の2020年3月期の売上高は140億円、営業利益は8億5000万円だった。
(藤原秀行)