臨時便やチャーター活況で5割増、貨物量は12%減
成田空港を運営する成田国際空港会社は8月27日、今年7月の空港運用状況をまとめた。
国際線と国内線を合わせた航空機の発着回数は新型コロナウイルスの感染拡大の影響が続き、前年同期比64%減の8284回と激減。旅客便は国際線が85%減の2438回と7月としての過去最低を更新。国内線も59%減の1982回にとどまったが、国内の移動制限緩和やLCC各社の復便で6月よりは改善した。
半面、国際線の貨物便は旅客便の運休・減便で輸送スペースが縮小し、臨時便やチャーター便を含めて貨物便の運航が活況だったことから、55%増の3251回となり、7月としては過去最高を記録した。国際航空貨物量は12%減の15万3681トンだった。
(藤原秀行)