資本・業務提携を締結、将来は海外展開も視野に
ドローン(無人飛行機)の産業利用促進を手掛けるブルーイノベーションは9月1日、医薬品の製造・販売などを手掛けるHTG(大阪市中央区)と資本・業務提携を締結したと発表した。具体的な出資額などは開示していない。
ブルーイノベーションが開発したドローンやAGV(無人搬送機)を組み合わせた在庫管理システムを、HTGが取引している医薬品や医療機器のメーカー、卸業者らの現場に提供。医薬品製造の品質に関する基準GMPと医薬品の適切な流通に関する国際的基準GDPを融合させた「GMDP」に準拠した高品質の在庫・温度管理を実現する。
ドローンやAGVを棚卸しなどに使うことで人手不足をカバーして業務を効率化するとともに、新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえ、物流現場で省人化を実現していく狙いがある。
当初はHTG社内向けに在庫管理効率化のソリューションを構築し、効果などを検証した上でHTGの顧客にも展開していきたい考え。将来の海外進出も視野に入れている。
(藤原秀行)※写真はイメージ