物流が徐々に正常化、営業倉庫や公共トラックターミナルにも大きな被害なし
非常に勢力の強い台風10号の接近に伴う激しい風雨の影響で、九州や中四国、関西の各地方で一時実施されていた高速道路の通行止めは9月7日夜までに全て解除となった。物流も徐々に正常化する見通しだ。
日本郵便は九州地方の全郵便局で9月7日は集配業務を終日休止したが、同8日から再開する予定。四国などのエリアでも一部集配業務の休止があったが、同じく同8日に再開する方向だ。窓口業務は九州エリアなどで既に通常通りに行われつつある。
同じく九州で集配を一時休止するなどしたヤマト運輸や佐川急便も9月8日以降、徐々に業務を正常化していく見込み。公共交通機関も同じく正常化が進んでいる。ただ、荷物の配達に遅延が起きる可能性は残っている。
国土交通省によると、今のところ、台風で大きな被害を受けた営業倉庫や公共トラックターミナルは出ていないもようだ。港湾や空港の設備も同様とみられる。
(藤原秀行)