ポプラ、3分の1相当のコンビニ140店舗をローソンに譲渡へ

ポプラ、3分の1相当のコンビニ140店舗をローソンに譲渡へ

経営不振続き不採算の路面店を整理、事業立て直し図る

広島を地盤とするコンビニチェーンのポプラは9月10日、全店舗の約3分の1に相当する140店舗を2021年3月に資本・業務提携先のローソンへ約15億円で譲渡すると発表した。

ポプラは経営不振が続き、2020年2月期まで4年連続で営業赤字となった。不採算が続く路面店をいったん整理し、事業の立て直しを図る。

ポプラが9月10日付で設立した子会社のポプラリテール(広島市)が21年3月、140店舗のうち126店舗を継承し、ローソンのフランチャイズチェーンに加盟。21年6月までに「ローソン」や両社が共同で手掛けている「ローソン・ポプラ」に店舗名を変更する。運営自体はポプラリテールが担う。残る14店舗はローソンが取得する。

ポプラは病院など施設内での店舗運営を強みとしており、今後は施設内店舗に経営資源を特化、業績回復を目指す。

(藤原秀行)

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