テラドローン、「ドローンサービス市場」で世界首位に

テラドローン、「ドローンサービス市場」で世界首位に

世界的市場調査機関が評価

テラドローンは10月8日、世界的なドローン(無人飛行機)の市場調査機関Drone Industry Insights(ドローンインダストリーインサイツ、DRONEⅡ)が同2日に公表した「ドローンサービス企業 世界ランキング2020」で、産業用ドローンサービス企業の中で世界トップの評価を獲得したと発表した。

2位はマレーシアのAerodyne(エアロダイン)、3位は米国のCyberhawk(サイバーホーク)だった。テラドローンは18年のランキングが9位、19年が2位に入っていた。

テラドローンは今年、国内外でドローンを用いた点検・測量サービスを展開しているほか、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、ドローンによる物流や警備も実施している。

他にも、大手企業と共同でドローンの運航管理システム(UTM)開発に向け実証実験を重ねたり、欧州事業拡大へオランダのドローンサービス企業Skytools(スカイツールズ)の株式80%を取得したりと、さまざまな取り組みを進めている。従来価格の約3分の1に抑えた自社開発のドローン搭載型レーザー「Terra Lidar(テラライダー)」は60以上の企業が測量のために導入済みで、今年9月には建設会社向けの「ICT活用支援サービス」を開始し、ドローンによる計測から3次元設計データ納品などに至るまでICT活用工事の一連を支援している。こうした一連の積極的な活動がDRONEⅡに評価されたとみられる。


DRONEⅡの評価(以下、いずれもテラドローン提供・クリックで拡大)


DRONEⅡのドローンサービス企業のランキングレポート(2019年版)


自社開発のドローン搭載型レーザー「Terra Lidar」で取得したデータ (左)とTerra Lidarを載せたドローン

(藤原秀行)

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