日本通運が国内4カ所で整備の医薬・医療品専用拠点第1弾、「九州医薬品センター」が完成

日本通運が国内4カ所で整備の医薬・医療品専用拠点第1弾、「九州医薬品センター」が完成

1・7万平方メートル、国際基準GDPのガイドラインに準拠

日本通運は10月20日、国内4カ所で整備を進めている医薬・医療品専門の物流拠点のうち、「九州医薬品センター」(北九州市)が完成したと発表した。第1弾の竣工となる。

鉄骨造で免震構造を採用し、地上5階建て、延べ床面積は1万7264平方メートル。医薬品の適正な流通に関する国際的基準GDPの日本版ガイドラインに準拠し、定温と保冷の温度管理に加えて、輸出入用の保税エリア、特殊医薬品エリアなどを備え、多様なニーズに対応可能な体制を構築した。

保管エリアは温度、セキュリティーを総合監視し、災害などに備えて非常用発電設備も導入、BCP(事業継続計画)に配慮している。

今後は今年12月に「西日本医薬品センター」(大阪府寝屋川市)、2021年1月に「東日本医薬品センター」(埼玉県久喜市)と「富山医薬品センター」(富山市)がそれぞれ完成、同2月にサービスを本格的に開始する計画だ。


「九州医薬品センター」の外観(日本通運プレスリリースより引用)※クリックで拡大

(藤原秀行)

物流施設/不動産カテゴリの最新記事