日本GLPが名古屋市で開発の4.4万㎡物流施設竣工、ティーライフが1棟借り

日本GLPが名古屋市で開発の4.4万㎡物流施設竣工、ティーライフが1棟借り

非常用発電容量増強、庫内照明の3割利用可能に

日本GLPは5月17日、名古屋市守山区で新たな物流施設「GLP名古屋守山」が竣工したと発表した。健康・美容・生活関連商品の通信販売を手掛けるティーライフが1棟借りしている。

ティーライフは通販の経験やノウハウを生かし、自社の物流施設を活用した不動産賃貸・3PLサービスを行うプロパティ事業を展開している。GLP名古屋守山は同事業に活用する。

GLP名古屋守山は地上4階建て、延べ床面積は4万3747平方メートル。次世代環境配慮型の物流施設を目指し、全量自家消費型の太陽光発電設備の設置や、補完としての「CO2フリー電気」の需給契約締結、省エネに向けた倉庫エリアへの人感センサー制御のLED採用などを進めている。

感染症対策として、センサーを用いた非接触型のエレベーターや自動ドアを積極的に導入。倉庫内各階への大型シーリングファンの設置や、設備・インテリアを選択したアメニティの充実も可能。自動化・省人化への備えとして、使用電力の増加に対応できる電力容量を備えている。

BCP対策として、非常用発電機容量を増強。停電時でも荷物用エレベーターの稼働とフォークリフトの充電を行えるほか、庫内照明の約30%が利用できるようにする。


「GLP名古屋守山」外観


鳥瞰


エントランス(いずれもプレスリリースより引用)

■施設概要
施設名:「GLP名古屋守山」
所在地:愛知県名古屋市守山区大字中志段味下定納80
敷地面積:25,712.89㎡
延べ床面積:43,747.10㎡
構造:地上4階建て、耐震S造
着工:2021年3月
竣工:2022年4月
認証取得:CASBEE Aランク(新築)認証、Nearly ZEB認証

(藤原秀行)

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