国内初の実験、来年3月まで京都で実施
関西電力は11月1日、国内で初めて電柱に宅配ロッカーを取り付け、荷物を受け取る実証実験を始めたと発表した。
どこにでもあり、電源を有していて位置もすぐに分かる電柱を設置場所として提供することで、従来は宅配ロッカーを置けなかったアパートなどの近くにも整備できるようになるとみている。
来年3月15日までの間、関電と宅配ボックスなどを手掛けるフルタイムシステム(東京)、電力設備の日本ネットワークサポート(大阪市)の2社が連携し、京都府精華町の賃貸マンションの敷地内などにある電柱3カ所にタッチパネル式の宅配ロッカーを設置。宅配大手3社も実験に協力している。
関電などは利用頻度などを見極めた上で、実用化を図り、宅配再配達削減に貢献したい考え。
(藤原秀行)
電柱への宅配ロッカー設置のイメージ(関西電力提供)