21年3月、シニア女性層の顧客獲得狙い
ノジマは11月26日、100%子会社でインターネット接続事業などを手掛けるニフティが、通販大手のディノス・セシールから、「セシール」ブランドのカタログ通販事業を2021年3月1日付で買収すると発表した。
セシールブランドの事業を承継する新会社を設立した上でニフティが全株式を取得する。セシールはシニアの女性層が顧客の中軸を占めており、男性がメーンのニフティ顧客層を広げていきたい考え。買収額は開示していないが、30億円程度のもよう。
ノジマは17年、富士通からニフティのネット接続事業を取得した。新型コロナウイルスの感染拡大で通販利用が拡大しているのにも対応したい考えだ。
(藤原秀行)