九州に次いで2カ所目、6・3万平方メートル
日本通運は12月23日、大阪府寝屋川市で医薬・医療品専用の物流拠点「西日本医薬品センター」が完成したと発表した。
同社は市場の成長が今後も見込まれる医薬品物流への対応を強化するため、東日本、西日本、九州、富山の計国内4カ所で医薬・医療品専門の倉庫を新設する計画を進めており、竣工したのは北九州市の九州医薬品センターに次いで2カ所目となる。
西日本のセンターは鉄筋コンクリートと鉄骨造の地上4階建て、延べ床面積は6万3564平方メートル。定温、保冷の温度管理に加え、輸出入用の保税エリア、特殊医薬品エリアなどサプライチェーンに関する多様なニーズに対応可能。
西日本のセンターは九州のセンターとともに西日本エリアへの供給拠点としての機能を持たせるのに加え、関西国際空港に近接している地理的な強みを生かし、原料・原薬の輸入や製品輸出など、国内外の医薬品サプライチェーン運営を見据えた戦略的拠点と位置付けている。
今後は2021年1月に埼玉県久喜市で東日本医薬品センター、富山市で富山医薬品センターがそれぞれ完成、同2月からサービスを始める計画だ。
西日本医薬品センターの全景(日本通運プレスリリースより引用・クリックで拡大)
(藤原秀行)