【新型ウイルス】緊急事態宣言の再発令後も物流は止まらず、生活物資の「買い占めは不要」

【新型ウイルス】緊急事態宣言の再発令後も物流は止まらず、生活物資の「買い占めは不要」

Hacobuが物流センター300カ所の入出荷予約数データ公表、冷静な行動呼び掛け

Hacobuは1月15日、同社のトラック予約受付サービス「MOVO Berth(ムーボバース)」を導入している物流センター約300カ所の入出荷予約数に関するデータを公表した。

政府が新型コロナウイルスの感染拡大を受け、緊急事態宣言を首都圏1都3県に再発令した1月7日を含む今年1月の第1週の平日(4~8日)は合計予約数が2万3789件、1日当たり平均で4757件となった。

コロナ感染拡大前の2020年1月第1週の平日(6~10日)は合計予約数2万3870件で、前年同時期と比べても大きな変化は見られないことが分かった。Hacobuは昨年の緊急事態宣言発令の前後でトイレットペーパーやマスクなどの買い占めが起きたことを念頭に置き、「物流は稼働しており(生活物資の)買い占めは必要ない」と消費者に冷静な行動を取るよう呼び掛けている。

21年は同宣言発令の可能性が報道されだした1月4日以降、予約数が大きく伸びている。Hacobuは「昨年の緊急事態宣言時の経験を踏まえ、多くの製品が物流センターに納品された」と推測している。


予約数推移の比較(Hacobu提供資料をロジビズ・オンラインで一部加工の上、引用・クリックで拡大)

(藤原秀行)

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