プラント建設・メンテナンスや物流などの業務拡大に対応
山九は1月28日、マレーシアのジョホール州に2022年4月、人材育成センター「SANKYU TECHNICAL ACADEMY(山九テクニカルアカデミー)」を開設すると発表した。同社としては海外で初めて。
グループで海外のプラント建設・メンテナンス、物流などの業務が近年急拡大し、高度な技術・技能への対応や既存サービスレベルのアップが急務になっているのに対応。世界で活躍できる人材の確保・育成につなげていきたい考え。
同センターは実習場を備えた研修棟、事務所棟、宿泊棟で構成。施設面積はトータルで7560平方メートルを見込む。
同社の海外現地法人社員を対象に、技術高度化に向けたメンテナンスの研修や技能高度化のための機械整備研修など34講座を計画。年間で延べ約3000人の研修生受け入れを予定している。溶接競技大会や仕上げ大会、フォークリフト大会なども実施する。
新センターの完成イメージ(山九プレスリリースより引用・クリックで拡大)
(藤原秀行)